IEEE Transactions on Hapticsにて対外振動定位の論文が公開されました

  • 傘に落ちた雨粒の位置が触覚だけでそこそこわかる気がすることに着想を得て、身体の外にある振動源を手のひらの触覚でどの程度位置推定できるか調べました。
  • 結果としては振動源の方向はある程度わかる一方で、振動源の距離(どれだけ身体から離れているか)は全然分からないという結果でした。
  • 従来の振動提示デバイスは身体表面に振動子アレイを装着するものしかなかったのですが、このような振動提示装置は発熱してしまうことや振動子アレイの装着感が悪いといった問題がありました。
  • 本論文の実験装置のように身体から離れた位置に振動源を配置することで、上記の発熱や装着感の問題を解消しつつ方向提示が実現できることがわかりました。
  • 本論文はNTTと電通大広田研の共同研究の成果です。

詳細は論文本文をご覧ください。 (オープンアクセスです)

https://doi.org/10.1109/TOH.2021.3085756