雑誌のトピックが散発的に見えるのが気になる

最近はある雑誌にコンスタントに投稿している。その雑誌は一応科学・工学問わない幅広いスコープをもっているが、基本的には工学寄り。工学寄りなので応用を意識した研究が多い。

少し前からちょっと気になることがあるのだけど、それは掲載されている工学論文のトピックが散発的に見えることである。これはしその雑誌に限らず同分野の会議にも同じ感想を私は持っている。各論文で書かれていること自体(トピックや検討結果)に対してはとても納得できるのだが、複数の論文を俯瞰して分野として見ようとしても、全体像が全然見えないな~と思っている。大きな空間に星が疎に存在していて、どういう星座になっているかよくわからないみたいな。将来的にもこれらの各論文がつながるように穴埋めされていくかが怪しいというか。理想的には、分野で共通に理解されている大目的があって、それに向かって各トピックが有機的につながっているとわかりやすいけど、そうなっているように見えない。

とはいえ私の目が節穴なだけで、もう少し各トピックを深く理解すれば、背景の文脈が見えるようになるのかもしれない。