触覚アプリの分類

触覚技術がどのような文脈で役立つのかに興味があったので、触覚アプリケーションがどのように分類されうるかを調べた。具体的には論文やホワイトペーパーを見て、既存のアプリケーションの分類方法を探した。結論から言うと、触覚アプリケーションとして複数の代表例を示している論文は非常に多くある[1],[2],[3],[4],[5],[6]一方で、アプリケーションの分類を記載している論文は1つしか見つからなかった。

それは Tonch, A. Scenarios of Active Haptic Environments. In Ubiquitous Computing (p. 53).という文献なのだが、その3節にScenarios and Systems of Active Haptic Environmentsが書かれていた。

まずユーザが分類されていて、

  • people with disabilities
  • people in special environments
  • people who need training
  • people who want entertainment

とされている。ユーザの分類と言いつつ、半分くらいもう既にアプリの分類になっているのではないかと思った。 一方で触覚のもたらす価値として

  • alarm
  • information
  • entertainment

と分類されていた。これがそのままアプリの分類の軸として使える。分類自体、非常に抽象度が高いが、このくらい抽象度高めないとリストするときに漏れが出てくるのかもしれない。とはいえそもそもこれでも漏れてる例はあるはずであることには注意が必要だと思う。ちなみに、この論文はユーザx触覚の価値の3x4でシナリオを議論している。