【翻訳記事】起業家に捧げるHouse of cardsの10の格言


本記事は以下の翻訳記事である。
翻訳元記事では、海外ドラマHouse of cardsのフレーズを、起業家向けに抜き出して解説している。
翻訳と言っても大きく意訳してあるので、そこのところはご了承いただきたい。
tech.co

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House of cardsシーズン3の放映が近い。
その前に、Francis Underwoodとその取り巻きによる陰謀術数のうずまく政治の世界を振り返ってみようと思う。
Underwoodの政界での立ち振舞いに賛同できなくても、Underwoodの格言は起業家にとって、有益であると認めるべきであろう。

以下の10つの格言は、スタートアップの創業者にとっていい刺激になると思う。
刺激と言っても心配する必要はない。いずれも毒となることはない。
劇中のUnderwoodの振る舞いについては気にせず、ただただ、格言に刺激を受けるだけも良い効果があるはずだ。

1. “From this moment on you are a rock. You absorb nothing, you say nothing, and nothing breaks you,” Frank Underwood.

(この瞬間からお前は岩だ。お前は何も成長しない。そして何も言葉を発さない。でもそんなお前を誰も打ち破れない)

スタートアップを立ち上げ時の状況の移り変わりは非常に激しい。日々、状況が移ろいゆく中で冷静で居続けることは難しい。
でも会社のリーダーとして、あなたはチームやあなた成功を願う人たちの心の柱でなくてはいけない。

2. “Don’t let a little dirt stop you” Doug Stamper.

(ゴミどもに足を引っ張られるな)

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なぜビジネスを始めたかを常に覚えておくこと。
事業の方向性に反対する人はいつもどこかにいる。
でもそんな彼らに、あなたの進むべき道を邪魔されてはいけない。
自分自身とチームを信じるんだ。

3. “There are two kinds of pain. The sort of pain that makes you strong, or useless pain. The sort of pain that’s only suffering. I have no patience for useless things” Frank Underwood.

(痛みには2種類ある。お前を強くする痛みと、ただ苦痛なだけの痛みだ。私は無意味な痛みには我慢できない)

会社を育てるときには、色んな挫折を味わうだろう。
でも、どう挫折を乗り越えるかはあなた次第であり、それによりチームや製品にどんな影響があるかもあなた次第だ。
(ただ無意味なだけの挫折に終わらせるな)

4. “I have no patience for useless things” Frank Underwood.

(無意味なものには我慢できない)

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起業家は、会社の成長にまつわる関心事に注力しなければならない。
顧客の獲得や製品開発をはじめ、どんなステージにいたとしても、すべてのエネルギーを会社の成長に費やすんだ。
時間を無駄にするな。

5. “Imagination is its own form of courage” Frank Underwood.

(想像力は勇気のあらわれだ)

起業家は、あるアイデアをもとに製品を作るときには、勇気と決心を一段と持たなくてはいけない。
それが起業家精神(Entrepreneurial spirit)というものだ。
すべてを投げ打って、アイデアに注力するんだ。

6. “I like irons, but I love fire” Claire Underwood.

(鉄は好きだ。でも火をもっと愛してる)

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スタートアップの立ち上げをしようとしたら、戦いの場に身を投じることになる。
どんなステージに至ったとしても、この長い旅をなぜ始めたかをよく思う出すようにするんだ。
戦いに立ち向かおうとしていた初心を忘れるな。

7. “You can’t turn a ‘no’ into a ‘yes’ without a ‘maybe’ first” Frank Underwood.

(noをyesに変えることはできない。はじめはmaybe yesから始まるんだ)

スタートアップに資金を調達するためには、粘り強さと我慢が必要だ。
VCや投資家に売り込むのは簡単じゃない。特にnoを色んな人からつきつけられているような段階では。
そんなときは、あなたのビジネスは投資家にとってリスクであり、投資家の意識を変えるには説得力を必要とすることを思い出して。
もし、投資家をはじめうまく引き込めたとしても、それだけではなくて継続してあなたを売り込む必要があるし、色んな決断をしなければいけない。

8. “This country demands bold, persistent experimentation. It is common sense to take a method and try it. And if it fails, admit it frankly and try another. But above all, try something” Frank Underwood.

(この国には、大胆で一貫した実験が必要だ。なんらかの方法論をとり、試行錯誤を繰り返すのは常道だ。そして、もし失敗した時には、率直に失敗を認めもう一度試みることだ。常に試行錯誤するんだ。)

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たいていの起業家には、ビジネスの方針を転換する時期が来る。
これは、彼らのビジネスが失敗したときによく観る情景だ。
うまくいくスタートアップというのは、素早く失敗し、前に進んでいく。

9. “If You don’t like how the table is set, turn it over” Frank Underwood.

(テーブルのセットが気に入らなければ、ひっくり返せ)

多くの起業家は、既存の課題をアイデアで解決しようとする。
でも常に覚えておくこと。なぜあなたが会社を興そうとしたのかを。
なにかを変えようとしていたことを忘れないで。

10. “I’ve always said that power is more important than money, but when it comes to elections, money gives power, well, a run for its money” Frank Underwood.

(権力は金よりも強いと、私はいつも言っている。でも、選挙となると金は権力に勝る)

起業家として、権力はユーザの獲得がなければ得られないことを理解しないといけない。
もしスタートアップが資金調達に成功したとしても、ユーザなしではあなたのビジネスは無価値だ。
政治の世界で、金は強力な道具だ。でもスタートアップの世界では違う。

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