定本 トランジスタ回路の設計 第2章 増幅回路を動かす

仕事のすきま時間で進めているD論執筆の、
さらにすき間時間に息抜きとして「定本 トランジスタ回路」を読んでいる。

2章のメモ

  • トランジスタのベースにバイアスをかける電圧をバイアス電圧という。
  • 入力のところにあるコンデンサはベースバイアスをカットして、入力端子に加えられた交流成分だけを通過させるコンデンサで、カップリングコンデンサと呼ばれる
    • コンデンサに交流を流すと、電流の向きにならって充電と放電を繰り返します。また、向きだけでなく流れる電荷のプラスとマイナスも常に変化するため、二枚の金属板の電界方向も切り替わり、絶縁体で電荷移動(電流)が起きているわけではないにもかかわらず、あたかも交流電流が流れているような働きを見せます。

  • トランジション周波数とは、交流的な電流増幅率が1になる周波数のこと。エミッタ電流によって変化する
  • 小信号エミッタ接地増幅回路のエミッタ電流の相場は0.1~数mA程度
  • カップリングコンデンサと抵抗でハイパスフィルタを形成するので、コンデンサの静電容量を小さくしすぎるとカットオフ周波数が大きくなって低い周波数が通りにくくなる。
  • ミラー効果...トランジスタ内部のコンデンサが関係している(あとでかく)
  • 直流的な電位関係を崩さずに増幅度を大きくしたいときは、エミッタ抵抗に抵抗とコンデンサを並列に接続するか、エミッタ抵抗を分割して片方をCで交流的に設置する。
  • dBVは1Vを基準にして表す単位で0 dBVが1V, -135dBVが0.18μV。
  • 全高調波ひずみ率(THD:Total Harmonics Distortion)は、入力した信号(正弦波)の高調波がどの程度発生するかを表す特性
    • 高調波(こうちょうは)とは、ある周波数成分をもつ波動に対して、その整数倍の高次の周波数成分のことである。 音楽および音響工学分野では倍音と呼ぶ。 元々の周波数を基本波、2倍の周波数(2分の1の波長)を持つものを第2高調波、さらに n 倍の周波数(n 分の1の波長)を持つものを第 n 高調波と呼ぶ。