どんな問題?
- オブジェクト指向分析&設計(OOA&D)はモデルから構成される下記ビューポイントがはっきり規定されないことが多い
- オブジェクト指向設計の3つのビューポイント
- ビジネスビューポイント(概念ビューポイントに相当)
- 仕様ビューポイント
- 実装ビューポイント
- この中で実装ビューポイントは役に立つことは少ない
- でも実装ビューポイントと他の2つのビューポイントを混在させて表現することがある.
そのときには,実装の詳細とインターフェースを分離できなくなり,オブジェクト指向パラダイムの利点を損ねてしまう.
どう解決する?
- オブジェクト指向設計の3つの概念
- ビジネスビューポイント(概念ビューポイントに相当)
- 仕様ビューポイント
- 実装ビューポイント
- ビジネスビューポイント
- ユーザの情報とその処理のモデルを定義
- モデルはドメインエキスパートが作る
- 仕様ビューポイント
- インターフェースにfocus
- 抽象化とふるまいを規定
- 実装ビューポイント
- オブジェクト内部の詳細を定義
- デザインモデルと呼ばれる
その他
このアンチパターンは「オブジェクト指向のこころ」(下記)の思想に非常に近い. オブジェクト指向のこころでも3つの概念に触れて,オブジェクト指向の真髄を説明している.