平成26年春期 問13
キャパシティプランニングで行うことはどれか。
- コンピュータシステムで,操作ミスや設計上の不具合などによる障害が発生することをあらかじめ想定し,被害が最小限になるように対策を検討する。
- コンピュータシステムに効率よく投資するために,性能,経済性及び拡張性を考えてシステムの構成を決定する。
- コンピュータシステムのデータを適切に保護する観点から誰にデータのアクセスを許可するか,データを暗号化して格納するか否かなどを決める。
- コンピュータシステムを複数台の機器で構成し,機器のうちの1台が故障しても処理を続行したままで修理や故障した機器の交換ができるようにする。
平成23年秋期 問16
キャパシティプランニングの活動サイクルは,モニタリング,分析,チューニング,実装から成る。このうち,チューニングを説明したものはどれか。
- CPU,メモリ,ストレージといったハードウェアの使用率を最適化するために,測定周期や報告時期を計画する。
- 既存システムのパフォーマンスを基準として,業務負荷予測から将来においてシステムに必要なものと必要となる時期を計画する。
- 既存システムのパフォーマンスを最適化するために,変更箇所の検討や変更策を決定する。
- 新規業務の業務負荷予測の精度を高めるために,既存業務の業務負荷を測定し,傾向を分析する。
平成22年春期 問15
コンピュータシステムの性能評価法の一つであるモニタリングの説明として,適切なものはどれか。
- 各プログラムの実行状態や資源の利用状況を測定し,システムの構成や応答性能を改善するためのデータを得る。
- システムの各構成要素に関するカタログ性能データを収集し,それらのデータからシステム全体の性能を算出する。
- 典型的なプログラムを実行し,入出力や制御プログラムを含めたシステムの総合的な処理性能を測定する。
- 命令を分離し,それぞれの使用頻度を重みとした加重平均によって全命令の平均実行速度を求める。
平成22年春期 問16
あるシステムでは,平均すると100時間に2回の故障が発生し,その都度復旧に2時間を要していた。機器を交換することによって,故障の発生が100時間に1回になり,復旧に要する時間も1時間に短縮した。機器を交換することによって,このシステムの稼働率は幾ら向上したか。
- 0.01
- 0.02
- 0.03
- 0.04
平成19年秋期 問33
三つの装置A~Cで構成されるシステムがある。三つの装置すべてが正常に動作しないとシステムは機能しない。各装置のMTBFは表のとおりである。システム全体のMTBFは何時間か。
- 300
- 600
- 900
- 1,100
平成18年秋期 問33
シミュレーションを用いたコンピュータの性能評価に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 計算精度は発生させたイベント数にほぼ比例して高くなるので,可能な限り計算時間を長くすべきである。
- 計算精度を保ち,かつ計算時間を過大にしないために,知りたい性能項目に直接関係ないイベントの処理は簡略化してモデル化すべきである。
- 現在までに判明しているイベントしかモデルに組み込めないので,将来の予測には適用を避けるべきである。
- 乱数は再現性がなく,精度のばらつきが起こるので,乱数を契機としたイベントの発生は極力避けるべきである。
平成18年春期 問33
3個の構成要素のうち2個以上が正常ならば正しい結果が得られるようなシステムにおいて,個々の構成要素の信頼性が時間の経過とともに破線のグラフで示すように低下する場合,システム全体の信頼性の変化の傾向を表す実践のグラフとして適切なものはどれか。
平成17年秋期 問34
故障発生率が1.0×10-6回/秒である機器1,000台が稼働している。200時間経過後に,故障していない機器の平均台数に最も近いものはどれか。
必要であれば,故障発生率をλ回/秒,稼働時間をt秒とする次の指数関数のグラフから値を読み取って,計算に使用してよい。