社会人博士課程の短縮修了

こちらは社会人学生Advent Calendar 2020の9日目の記事です。
社会人学生 Advent Calendar 2020 - Adventar
このような機会をいただきまして、企画くださった方に感謝です。

短縮修了を狙う方もたくさんいると思ったので、知見として残しておきます。
何度が直しているうちに硬い文章になってしまい、
二度と軟らかい文章に戻らなくなってしまいましたがご容赦ください。


2019年4月に入学した電通大情報理工学研究科情報学専攻を
2020年9月に卒業し、博士(工学)を取得しました。

社会人の場合、博士課程入学前に業績を作っておくことができます。
そのため、私のように業務と大学の研究が完全に異なる場合でも、
巡り合わせ次第では短縮修了を狙えます。

実際に博士課程を短縮修了した経験を踏まえ、
短縮修了に向けて必要そうな項目を書き出してみます。
(「家族・職場・研究室による博士号取得への理解」はもちろん必要ですが、
それは短縮でない場合の社会人の博士課程修了にも共通で必要なので省略)

まず短縮修了制度について調べましょう。
学科にそのような制度があるか、短縮修了者の前例があるか調べましょう。
電通大の場合は1年での卒業は制度上可能というルールになっていました。 そのため私も当初は1年での卒業を(遅くて1年半くらいをめどに)めざしていましたが、 指導教官を通じて1年での修了可否について専攻科に聞いたところ「前例がないため不可」とのことでした。 私は課程博士コースに入学したのですが、大学としては論文博士コースとの差分を明確化する必要があったのではないかと思われます。 それなら規則にそう書いておいてほしかった。

また短縮修了は指導教官の同意が得られないと実現不可能です。 研究室の事情(研究室に所属した後で成果を多く作ってほしい等)や方針を踏まえつつ、相談しましょう。 そして同意が得られなかった場合は諦めましょう。

短縮修了制度に加えて、入学前に以下の事項について研究室の先生と相談しておくと良いです。

  • 博士論文の構成について
  • 修了要件について

博士論文の構成については、当然入学後に変わりますが、ゴールを仮決めしておいた方が日々の研究を進めやすいです。 入学までに存在する材料+入学後の研究で作る材料を想定して、構成を考えて指導教官と予め議論しておきたいです。 入学試験で研究計画を話して審査を受けると思うので、その段階で構成まで話して他の入試審査官から指摘を受けておいて、博論予備審査までに対応しておくというやり方ができます。

修了要件で何が課されるかは大学によると思いますが、
短縮修了の場合、標準年限での修了者と同等以上の業績であることが必須となります。
審査側の感覚としては、短縮する期間の長さも求められる業績に影響するそうで、
1.5年での短縮修了の場合、卒業要件の3倍程度の業績があると安全(2倍程度でもok)であるというイメージを指導教官と共有していました。
過去に学科で短縮修了した先輩方の修了時の業績を情報として仕入れておいてもよいです。

また、通常は専攻で定められた要件に加えて、指導教官独自の基準が存在するはずです。
指導教官の基準をクリアできるかどうかが一番の壁です。
指導教官と頻繁に会話(洗脳)し研究内容について納得してもらいましょう。

計画がちゃんとしていたらあとは健康に気を付け業務を進めつつ、
博士研究を実行するのみです。
幸運なことに私は体も心も病まず、順調に修了することができました。
通勤時の東横線で論文を毎日書いてたのが懐かしいですが、
博士学生期間は今考えると明らかに疲弊していてつらかったのでもうやりたくないですね。
あーーつらかったーー

おわり


もうちょっと個人的な話を入れようと思っていたのですが、
恥ずかしくなってきたので止めました

Fusion360における画像に基づくモデル生成(Image2Surfaceの活用)

Fusion360においてある程度パターン化できるモデルをつくりたいとき、
(1)Pythonに公開されているAPIを使ってモデル編集スクリプトを書く、
もしくは(2)画像に基づいてモデルを生成する、の2パターンがあります。

本稿では(2)の手順を簡単に説明します。
(2)は以下のような手順で行えばよいかと思います。

  1. 画像を作成する(私はpythonスクリプトで作ったりします)
  2. アドイン(Image2Surface)で当該画像をインポートしてモデル生成
  3. 土台部分を作成

2. アドイン(Image2Surface)で画像をインポートしてモデル生成

f:id:yusuke_ujitoko:20201112184030p:plain

ここでできることは以下のパラメータを調整することだけです。

  • Pixels to Skip(スキップするピクセル数)
  • Steppover (mm)(解像度に相当。例えば0.1にすると10pixelで1mm)
  • Max Height (mm)(高さのスケーリング値)

なおこれらのパラメータは最大・最小値が設定されていますが、 Image2Surfaceのスクリプトをいじれば変更できるようです。

「Generate Surface」としてモデルのサーフェスを生成して終わり。

3. 土台部分を作成

  1. で生成したモデルはサーフェスのみなので土台を作っていきます。

前準備としてImage2Surfaceで生成したサーフェスを変換します。 「フォームを作成」→「ユーティリティ」→「変換」→「クアッドメッシュからT-spline変換」とします。 ここはメッシュの細かさ次第で時間がかかるかもしれません。 もしエラーが出るときは、画像の解像度を低くするとよいようです。

その後、土台となるボックスを作成します。 一番簡単なのはスケッチを作成して押し出しするだけです。 ↑の画像から生成したサーフェスよりも小さいサイズにする必要があります。

最後に面を置換で、ソースとなるサーフェスを生成したサーフェスに指定し、ターゲットとなるサーフェスを今作成したボックスに指定すると、 ボックスの表面サーフェスが、生成したサーフェスに置換されます。

これで所望のサーフェスに土台が付いたモデルが得られます。

f:id:yusuke_ujitoko:20201113232121p:plain (上の画像と合っておらず申し訳ございません)

hugo academicでhugoだけアップデートした場合のエラー対処法

参考:https://spectrum.chat/academic/help/any-idea-why-this-error-is-happening-when-running-hugo~3b03ceab-c5b8-4ac3-9da8-5fe7e81b6ccd

https://github.com/wowchemy/wowchemy-hugo-modules/commit/88d83a615c6bbdc6f280aecff3f7e993161d9a94 にあるように,themes/academic/layouts/publications/single.html を修正する.

MATLABでマルチチャネルのオーディオ入出力

MATLABでマルチチャネルのオーディオ入出力するには、
このライブラリが便利。 https://github.com/jgdsens/pa-wavplay

matlab pa_wavplay([devicetype]) というコマンドで例えばmatlab pa_wavplay('wasapi') と指定すると、wasapiのデバイスがリストされる。

matlab pa_wavplay(buffer, samplerate, deviceid, devicetype) をコマンドすると指定デバイスで再生可能。